キラキラ星
帰りの電車で美香からモデルの仕事の今後の予定の話しを聞いた。


「光、あのね事務所で親も一緒に面談した時に社長から言われたんだけど、
夏休み中は女性誌とティーン雑誌も少し撮影があるし、同じ事務所のエリカさんが秋冬のパリコレに出るのを見学しに行く事になったんだ。」


「スゴイな美香。夢に一歩近づくな。
卒業したらすぐにオーディションなんだろ?」

「うん…でもさ〜光となかなか会えなくなるかもしれないから不安だなぁ。」

「え?何が不安なのか言ってみて」

「う〜ん。取り越し苦労なんだけど…」

「うん。」

「例えば、光はモデルだったくらいカッコイイから大学でモテると思うし…もし私より可愛い子が現れたらどうしよう…とか…」

「俺だってそうだよ。美香は世界で活躍するモデルになるのに俺なんかが彼氏で大丈夫かなぁ?とか弱気になる時がある…」

「ハハ…私達バカみたいだね…取り越し苦労して」

「そうだよ。悪い事を想像してたらそうなっちゃうから、俺らはいつでも仲良しラブラブカップル〜って、常に想像しよう! な?」

「そうだよね〜。私は光よりお先に社会人だぞ」

「俺は、大学ではダサい格好にするよ。
変装だなバイトはオヤジが来るような居酒屋にでもするし」

「本当? それだと安心だしデートもおウチデートが良いかもね〜」

「うん。それか日帰りバスツアーだな。ハハ」

「うん。でも私の誕生日は絶対ネズミーランドへ行こうね。」

「うん。絶対に行こう。仕事で都合が悪くても日にちを、ずらしてでも必ず行こうな。」

美香はニコニコして大きく頷いた。
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