キラキラ星
「あの、美香との付き合いが長ちので、お互いの家族の事も良くわかっているとは思いますが、結納や結婚式の日取りも相談して決めたいと考えております。」

「ねぇ、2人は結婚したらどこに住む予定?」

「え、そこまで考えてなかったわ〜」

「俺もそこまで考えてませんでした…すみません」

「なぁ、美香、光くん、私は光くんは長男だし

光くんの家族と美香が同居したらどうかと思うんだが、美香はどうだ?」

「私? う〜ん私は光のお母さんやお婆ちゃんが良ければその方がいいと思うけど…光は?」

「俺は…確かに美香が同居してくれると嬉しいけど…婆ちゃんの家だから古くて…
リフォームしないと俺の部屋で美香と2人は狭いと思うし、
新婚の間くらい2人で賃貸のマンションの方が良くないか?」

「でもさ、光〜 マンションの敷金や礼金に引っ越し代を考えたら、リフォームしてみんなで賑やかに暮らした方が良くない?

私も多少の貯金はあるからリフォームの資金に回せるし、主婦としてお婆ちゃんやお母さんにいろいろと教えて貰えるし〜ダメかなぁ」

光は、美香の気持ちが嬉しかった。

お父さんとお母さんもニコニコしながら俺たちを見ていた。

「住む所は食事会の時に相談してから決めよう。俺は春から事務所で講師として働く美香が同居でストレスにならないか心配だし…」

「光くん、美香。この件は光くんのお婆さんやお母さんとも良く相談して決めよう」

「うん! 光、私は同居したいから」

「……」

「ふふふ。まだ結婚まで時間もあるし話し合って決めましょう?」

「は〜い! ね、光。」

「は…い…」
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