キラキラ星
「ただいま〜」

「「おかえり〜」」

「あのさ、母さん、婆ちゃん話しがあるんだけど」

「何?」

「今日さ、美香と結婚指輪のデザインを話し合って決まったから、遠藤のお父さんとお母さんに制作を頼んできたんだわ。」

「そう! 良かったわね〜」

「ありがとう。それから美香と秋に結納をして来年の春に結婚式しようかって話しをしててさっきも遠藤家でも話しをしたからね。

そこで、今更なんだけど家族で顔合わせの食事会をしようと思うんだ。」

「わざわざ食事会?」

「うん。美香がさ〜結婚したら同居をしてくれるって言ってるけど、俺の部屋で2人は狭いからそうなるとリフォームってなると思うんだけど、婆ちゃんの家だし…」

「婆ちゃんは、家をリフォームするのは構わないしこの際、光に名義変更して相続しても良いわよ」

「え…」

「生前贈与? っていうのかしら税金取られちゃうけど、そうしない?」

「う…ん 母さんはどう思う?」

「リフォームも贈与も良いと思う」

「う…ん」

「美香ちゃんは私達と同居してくれるのイヤじゃあないの?」

「俺もさ、新婚くらいアパートかマンションにしようかって言ったんだけど、母さんや婆ちゃんにいろいろと教わりたいとか言ってるんだよね〜」

「もちろん、厚子も婆ちゃんも美香ちゃんに意地悪したりしないからね!

本当に心優しい良い子と結婚できて良かったねみんなで仲良く暮らそうよ」

「俺も婆ちゃんや母さんと一緒に住んでくれるって言ってくれて嬉しかったよ。」


食事会は、光がサヤマに移動した最初の週末にして
リフォームも光と美香が中心に決めて欲しいと婆ちゃんと母さんから言われた。


俺もこの家の大黒柱として仕事もプライベートもしっかり頑張ろうと決意した。
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