キラキラ星
11:45頃、受付から常務室に内線が入る。

わざと俺は受付まで美香を迎えにいった。

受付前で立って待ってる美香。

「美香、わざわざ悪いな。母さんは大丈夫?」

「あ、パパ。うん大丈夫だよ。見てこの前買ってもらったバック〜」

「うん。似合ってる。」

ニコニコしながら会話している2人を受付の2人はビックリしていた。

「受付に話しておくの忘れててゴメンね。ウチの奥さんなの」

「いつも主人が大変お世話になっております。坂田の家内です。」

と美香がお辞儀すると、受付の2人も慌ててお辞儀した。

そこへ
「あ、美香さん!」と栗原が入ってきた。

「遅くなってすみません…課長!あ、間違えた坂田常務。お久しぶりです」

「栗原も元気そうだなぁ」

「もう栗原じゃあないので、やめて下さいよ〜」

「悪りぃ、悪りぃ…」

「パパ。いつまでもくるみちゃんを栗原って呼んじゃあダメでしょう。
子供たちにもいつも注意されてるでしょう。」

「すみません。」


この3人の会話を目をテンにして眺めていた受付嬢。

「さ、社長と4人で昼メシ行こうぜ。一旦、社長室に行くぞ。」

「「は〜い」」

その日のうちに この"奥様美魔女"のウワサが社内を駆け巡り、光の浮気のウワサはガセネタだとおまけの情報も流れた。

そして、常務の奥様は元モデルという情報も流れた。
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