キラキラ星
「ただいま。」

「おかえり〜お兄ちゃん。アレ、ケーキ?」

「これな、美香の手作りチーズケーキだって、美月に渡してね、って言われたよ。
手紙もあるって言ってたよ。はい。」

「え! みかお姉ちゃんが作ったの?食べたい。開けてもいい?」

「うん、いいよ。みんなで分けて食べよう」

「お母さん、お婆ちゃん、お皿とフォーク」

「美月、どうしたの?」

とキッチンから出てきた母さんに一生懸命説明している美月。

「そう。遠藤さんが作ったケーキなの〜じゃあ、お皿とフォークね!」

「美月、中から出してみて、手紙もあると思うし」

うん!と言って、ゆっくり箱からケーキを出す。

レモンの輪切りが上に透明なゼリーでコーティングされたオシャレなチーズケーキだった。

「可愛いね。レモンがのってる〜お手紙も箱の横に入ってた。」


美香からの手紙を読む美月。

ニコニコしながら読んでいた。
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