キラキラ星

美月の撮影

そのあとはみんなで分けて食べたが、まるでケーキ屋さんで売ってるくらい美味しいケーキだった。

母さんが、手紙に何が書いてあったか美月に聞くとクリスマスの撮影に子供と手を繋いで歩く撮影に美月がやりたかったら、撮影しませんか?という内容らしかった。

「私は、みかお姉ちゃんとやりたい。」

「光、遠藤さんに本当に美月で大丈夫か聞いてみて。」

「うん。」  すぐ美香に電話した。

〜…〜…

「はい。光? ケーキ食べた?」

「ケーキ、ありがとうみんなで食べたよマジで美味かった。ありがとうな。

ところでさ〜美月との撮影って、本当に素人の美月で大丈夫なのか?雑誌社もOKなの?」

「うん。たくさんの子供とクリスマスツリーを見上げるのを撮影するみたいで、モデルの子供と知り合いの小学生を10人くらい集めるらしいのよ」

「そうなんだわかった。美月でも大丈夫なんだな」

「うん。ねぇ美月ちゃんに代わって」

「美月、美香が電話代わってだって」

「もしもし、みかお姉ちゃん?
ケーキ美味しかったよ。ありがとう。
私も雑誌に載るの? うん、うん!わかったじゃあお兄ちゃんに代わるね。バイバイ」

「もしもし、うん。ありがとう。ハイハイじゃあな。」 ピッ!

「何だって?」

「子供のモデル以外に小学生を10人くらい集めなきゃならないみたいなんだわ」

「あのね、美香お姉ちゃんが一緒にいるしスタジオに大きなツリーもあって楽しいんだって」

「まぁ、美香にも必要な物があれば連絡くると思うし、美月もモデルさんみたいにカメラマンさんの指示通り頑張れよ。」

「うん。」
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