妊娠前提マリアージュ~強面の海運王の身ごもり妻、赤ちゃんの誕生日が二人の離婚予定日~
やわらかなサテン地に春らしい花柄のホームウェアから始まり、目のやり場が困るランジェリーへと移っていく。

陽依さんも外国人モデルに混じって、ランウェイを歩いていく。

「慣れていますね…」

「…亡くなった父親の勧めで、自社専属モデルをしていた時代があるからな…」

「そうですか…」

「…凪良社長…ご結婚されるんですね…」

「はい…伊集院さんのトコにも招待状を送付させて頂きました…」

「頂きましたよ…喜んで、妻と二人…お二人の門出を祝福しますよ」

「それは、ありがとう御座います」

「…見合いはどうだった?奥さんとはあの夜の件、和解できたのか?」

「あ、あぁ~氷室には心配をかけてすまないと思っている」

「…眠ってる奥さんを襲うなんて…見た目通りの野獣だな…」
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