最強総長に、甘く激しく溺愛されて。 - RED KINGDOM -
私を見ながらそう言うから、応否なくどきどきしてしまう。
怜悧くんのセリフはあくまで通話相手に向けたものだって、頭ではわかるのに……。
それから、2、3秒後のこと。
──ドンドンドン!
「ぎゃっ!?」
とつぜん聞こえた扉を叩く音に、体ごと反応する。
そんな私を横目に見ながら、怜悧くんは小さく息をついて、やれやれと立ち上がった。
「そんないちいち怯えんな」
「や、だってぇ……夜にいきなり扉叩く音とか、ホラーすぎて」
「べつにへーきだろ。幽霊だろうがなんだろうが。お前は今ひとりじゃねぇんだから」
「ゆ、幽霊って」
怖くなって、無意識にソファから腰を上げてしまう。
「ついてくんなよ」
「っ、う」
「幽霊じゃない。相手、俺がたった今まで通話してたヤツだから」
「…………」
「……そんな格好で、他の男の前に出るなって言ってんだよ。意味わかるか?」
じっと見つめられて体が火照る。