図書館司書に溺愛を捧ぐ
社会人になるとまとまった休みはなかなか取れず、しかも職業柄夏休みだからといって休館にできない。むしろ夏休みだからこそ混む職種だ。
そのため7月から9月までの期間でみんなで交代しながら夏休みを取り合う。今年の私は8月頭からとなったのでお盆が夏休みの友達とは休みが日曜しか合わず、平日は幼馴染のあずさだけだった。

あずさに会うのはお正月ぶり。
幼稚園の頃からの幼馴染で、人見知りの激しかった私にあずさは子供ながらも根気強く話しかけてくれやっと打ち解けられた。辛かった子供時代も支えになってくれた。彼女がいたからあの頃を乗り切れたといっても過言ではない。基紀さんの存在もおおきかったが、それよりも彼女の存在は心強かった。
何でも話せる親友、そして私の理解者だ。

「紗夜!久しぶり」

「あずさ。元気だった?」

私たちは駅で待ち合わせし、2人で買い物に出かける予定。半年ぶりに会っても全然時間を感じさせない。

電車に揺られ私たちは買い物にむかった。
平日ということもあり電車は空いていて座わっておしゃべりしながら向かうことが出来た。
ショッピングモールは駅と直結しておりとても便利なところ。私たちは大抵ここに2人で行く。
服はもちろん、雑貨やカフェなどが揃っていて一日中いられるからお気に入りのスポット。
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