地味子な私が猫被りな御曹司と無表情な同級生に溺愛されています。
お出掛け

「はぁ~」

「真彩どうしたの~?」

私がため息をついていると凛ちゃんが話しかけてくれた。

「凛ちゃん…。」

今、私は凛ちゃんと買い物に来ていた。

「場所変えよっか!」

凛ちゃんはなんとなくで察してくれて場所を変えようと提案してくれた。

「…うん。」

私たちは近くの喫茶店に行った。

入ると店員さんが丁寧な接客でテーブル席に案内してくれた。

「ご注文が決まりましたらお呼びください。」

そう言って店員さんは他の人の接客に行った。

「それで?この凛ちゃんに言ってみなさい!」

まるでエッヘンと効果音が付きそうなポーズをとって言った。

「あ、あのね…。お母さんのことで…。」

「おばさん?」

実は瑠斗さんに抱きしめられているとき、お父さんから連絡が来てお母さんが倒れたと連絡があったのだ。

その事を凛ちゃんに話すと

「えぇ!?大丈夫なの?」

と、とても心配してくれた。

「うん。軽い盲腸なんだって。でも心配で…。」

「なるほどね~!私も今度おばさんのお見舞い行くから!」

「ありがとう…でも、盲腸で倒れただけならよかったんだけど…」

「え?え?なにがあったの?」

連絡が来た後、お父さんに連れられて病院に行ったんだけど…

─────────────
────────
────



< 43 / 70 >

この作品をシェア

pagetop