本当の君を教えて
再会
はァ……今日も長い一日が終わる。



1人で学校から家までの帰り道を歩く。



何で私…こんなこと毎日やってるんだろう
本当はこんな事……



──プルルルル プルルルル

「!!」



急に電話がなって肩が上がる。



画面に表示された名前を見て出るのを躊躇する



でも出ないと……

恐る恐る電話に出る。



「も、もしもし……」


「あ、菜々海ー?あたしだけど、今どこ?」



電話をかけてきたの松宮 美沙(Matumiya Misa)



こんな私と仲良くしてくている子だ。



「学校近くの交差点…だけど?」


「マジ?じゃぁ、もう1回学校戻って私のロッカーの物処分しといてー。よろしくー」


それだけ言って切られてしまった。



「……仕方ない。頼まれたんだもん。戻ろう」


そう拳を握りしめUターンし始めた。
< 1 / 21 >

この作品をシェア

pagetop