今度こそ幸せになるの!〜母の再婚先で愛され生活〜
仕事を探すと言っても自分のしたいこととか、長所も思いつかなかった。
まずは、それを見つけることだと思って大学なんて考えてもいなかったのだ。
でも、もし叶うのなら大学に行きたい。
唯一好きだった絵を続けたい。
続けても良いの…?
私は母の手を握り返して泣きそうになりながら見つめ返す。
「私、大学に行きたい!
ありがとう、お母さん!」
つい感極まって母に抱きしめた。
母は笑いながら抱きしめ返してくれた。
それを見て都重さんは微笑ましそうに見つめていた。
星羽さんは後ろにいたから見えなくて、どんな表情をしているか見えなかった。
「大学は星羽と同じだから今日から一緒に行きなさい。
星羽、案内してあげなさい」
「はぁぁぁ!?」
都重さんの言葉に星羽さんは勢い良く立ち上がる。
星羽さんを見ると目が合い、眉を顰められた。
それを見て思わずヘラッと笑ってしまう。