今度こそ幸せになるの!〜母の再婚先で愛され生活〜
もしかして、馴れ馴れしすぎた!?
そりゃそうか。
昨日会ったばかりの何処の馬とも知れないやつから、いきなりそんな風に呼ばれたら嫌だよね。
それに星羽さんは女嫌いでもあるんだし…
軽率だった。
考えが足りなかった。
私は自分の愚かさと最初から失敗してしまった事に落ち込み俯きながら謝る。
すると隣から何故か慌てたような星羽さんの声が聞こえた。
「え、いや…!その…謝る必要はないっつーか…別に嫌じゃないっつーか…」
その言葉に私はゆっくり顔を上げる。
"嫌じゃない"
と言うことは怒ってないの?
これからそう呼んでもいいってこと?
どういう意味か星羽さんを見ていたら、真っすぐ私の方を見てきた。
「これからは"星羽兄さん"呼べ。
特別に許可してやる。ついでにタメ口もな」
それだけ言うとまた窓の外に顔を向けてしまった。
私は数回瞬きした後、言われた言葉を理解してぱぁっと笑顔が浮かぶ。
「ありがとう!星羽兄さん!」
顔は見えなかったけど星羽さ…いや、星羽兄さんも笑っている気がした。