今度こそ幸せになるの!〜母の再婚先で愛され生活〜


星羽さんも反対側から乗り込むと出発した。


「......」

「……」


き、気まずい…

私も星羽さんも一言も発さず、ただ車が進む。

何か話さないととは思うが何を話せばいいのか分からないし、私が話しかけて機嫌を悪くしてしまうのではないかと考えてしまう。

でも、さっき話しかけてくれたしなぁ。
これから一緒に住むんだからなるべく簡潔に、短い会話なら大丈夫だよね。


「あの…星羽さ…」


そこまで言いかけて止まる。

"星羽さん"だと、母と同じ呼び方になってしまう。
紛らわしいよね。

私は同い年でも妹なわけだし、無害だってことを知ってもらうようにするには___


「…星羽兄さん、」

「は?」



しまった!つい声に出してしまった。

私は今更遅いが両手で自分の口を覆い、恐る恐る星羽さんを見る。
怒ってるかも…と思ったけど、朝と同じように私の方を見て固まっていた。

どう言う感情でそんな表情になっているか分からず、私も同じような表情で見つめ合う。



「今…なんて言った?」


私はもう一度小さく"星羽兄さん"と呼ぶと、何か言葉を飲み込んだようにギュッと口を閉じ、そっぽを向かれてしまった。


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