若旦那の恋は千鳥足
「そういえば、あんたら、新婚旅行はいつ行くん?」

「それが、今はまだ忙しくて…」

「まぁ、そらそやろけど、仕事優先にしてたら、どんどん遅なるえ。」

「ほんまやで。早いとこ旅行に行って、あんたらもハネムーンベビー作らな。」

「え?ということは、おたくらもう赤ちゃんが出来たん?」

「はい!」

麗華さん、すごく嬉しそう。雅彦さんも笑ってる。
幸せそうだなぁ。



「そら、おめでとう。
おたくら、美男美女やから、どっちに似ても可愛いやろねぇ。」

って、お義母さん…
その言葉、ちょっと引っかかるんですけど。
まぁ、確かに、私に似たら、残念な結果にはなるだろうけど…



「ひとみさん、あんたも食べや。」

「は、はい。」

カニサラダを取り分けて、食べようとしたら、なんだかすごく気分が悪くなって…



「ひとみさん、どうかしたんか?顔色悪いで。」

私はあまりの気分の悪さに、答えることすら出来ずトイレに駆け込んだ。



どうしたんだろう?
今日、早起きしたせい?
疲れてたのかな。
確かにそういえば最近少しだるかったみたいな…



「ひとみさん…もしかしてて、あんた…」

「え?」

「おめでたちゃうの?」

「え、えぇ~~っ!?」



お義母さんのその言葉は、後日、正解だったとわかったのだった。




~fin.
< 221 / 221 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:13

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

替え玉の王女と天界の王子は密やかに恋をする

総文字数/147,567

ファンタジー257ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
ごく平凡な毎日を過ごしていた紗季… それが、何の前触れもなく見知らぬ場所へ飛ばされて… そこで紗季は、今まで考えたこともなかったような自分の『運命』に翻弄される… ※表紙画は、ck2様に描いていただきました。
赤い流れ星3

総文字数/578,084

恋愛(ラブコメ)761ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
異なる世界から戻って来た美幸に、降りかかる新たな試練… シュウと美幸はまた出会えるのか? そして二人の恋の行方は…? 和彦と野々村の仲は、一体、どうなる!? ※「赤い流れ星」「続・赤い流れ星」に続く第三弾です。 ぜひ、「赤い流れ星」からお読み下さい。 ※少し前に書いたものですので、今とは少しばかりスマホ事情が違っています。m(__)m ※表紙画はくまく様に描いていただきました。
美人爆命!?異世界に行ってもやっぱりモテてます。

総文字数/103,700

恋愛(ラブコメ)188ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
可愛くてけっこうモテるのに、なかなか好きな人と巡り会えない未来。 そんな未来に、ある日、信じられないようなことが起きて… えーっ!まさか、これって天罰!?

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop