星に愛された彼女は
「あー!!!」
あのアホのリキの声が聞こえた。
クソッ…間に合わなかった。
「お前ら同じクラスかよぉー」
「悪かったな、同じクラスで」
「いや別にいいんだ!」
「は?きも」
「うぜ…ま、いいや。俺ケンカ強い奴は嫌いじゃないんだ。」
……わたしはどんなにこいつがアホでも私と怜の通り名、言わないって信じるぞ。
でも一応な?対処できるんだよな…。
シャカシャカとペットボトルを振る。
「俺、リクトから聞いたんだ」
オムライス味…飲んでみたかったな。
「お前らあれだろ?最近有名なこ…ぶへっ」
私はペットボトルの蓋を開けてリキに炭酸をぶっかけた。
「まっず!おま、なにすんだよ!てかくっそ濡れたし!」
「俺らの名前を言おうとしたんだ。それ相応の代償だよ」
あーあ…俺のジュース代、どうすんだよ
「俺らのことは口外すんなよ?お前らが言わなくても皆が勝手に気づくだろ。ほらあれ、暗黙の了解ってことにしとけ。学校外に漏らしたら俺らが背後から襲いかかるからな。」
私は言いたいことだけ言って放心状態の怜の腕を引っ張って教室を出た。