(仮)愛人契約はじめました
唯由だけ降ろし、去ろうとした蓮太郎にタクシーを覗いて言う。
「あのっ、今日はありがとうございました」
なにが? という顔で見られた。
「ちゃんと、おじいさまたちに挨拶に行ってくださって嬉しかったですっ」
「……そうか。
うん。
こちらこそ、ありがとう」
そう言って、蓮太郎は去っていった。
あれまだなにか考えてるようだな。
なんなんだろうな? と思いながら、部屋に戻り、風呂に入って寝る。