(仮)愛人契約はじめました
 可愛いな……。

 そういえば、うたた寝していたと言っていた。

 仕事で疲れているのだろうに作ってもらって申し訳なかったな。

 唯由が作ってくれた料理に、ぜひ、最大の賛辞を送りたい!
と蓮太郎は思った。

 なんと言ったら、唯由は喜んでくれるだろうか――?

 最も彼女が喜んでくれるだろう賛辞の言葉を知っているのは、ひとりしかいない気がしていた。

 なんだかんだで憎い相手だろうに、唯由がせっせと料理を作っていたのは、食べたときの褒め言葉が、唯由の心をくすぐるものだったからなのでは……?

 そう蓮太郎は思っていた。

「蓮形寺」
と蓮太郎は唯由に向かい、手を差し出した。
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