政略懐妊~赤ちゃんを宿す、エリート御曹司の甘く淫らな愛し方~
「え……えっ?」

 意外な一言に頭の中が真っ白になる。

「他の男に千波を見せたくないくらいだ」

「……っ」

 甘い言葉を次々と言われ、一気に身体の熱が上昇してしまう。

「まぁ、そういうわけにはいかないから、今日は一日中こうしていること」

 そう言って航君はギュッと私の手を握った。

「わかったか?」

 愛しそうに私の顔を覗き込んで言われ、私は何度も縦に首を縦に振る。

 本当に最近の航君はいろいろな表情を見せてくれるから、心臓がいくつあっても足りないくらいだ。

「じゃあ行こうか」

「……はい!」

 航君の運転する車で向かったのは、近くの商業施設。リーズナブルでカジュアルなブランドの店舗が多く入っていることから、休日は多くの若者や家族連れで賑わっている。

 今日もオープンしてまだ三十分ほどしか経っていないのに、すでに混雑していた。

「すごい人だな」

「そうですね」

 航君は私の手を握る力を強めた。
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