朝倉家の双子、恋をします!〜めぐり来る季節をあなたと〜
「午後からの元気もらった」

「ハァァ……も、もうっ! 
誰かに見られたらどうするのよ!」

「だって、せっかく泉に会えたのに…」

うわー! 
真っ赤になっている泉は超絶可愛い! 
いつもは綺麗なお姉さんだけど、照れてるのもいいなぁ。
可愛すぎる。

「…こういうのは仕事が終わってからにして」

赤い顔で俺を見上げながら、可愛く睨んでくる。悪いけど、全く恐くない。

真面目な泉には刺激が強かったのか?

もう何度も体を重ねているというのに、こういう表情をされるとグッとくる。

ああ…可愛い…

「も〜! 聞いてるの? 」

聞いてるよー。
でもオフィスラブを楽しんだっていいじゃないか。

「うん。じゃあ、撮影頑張って」

名残惜しいので、もう一度軽く触れるだけのキスをして、また怒られないうちに、俺は階段を降りていった。


やった! 
今日はデートだ!
泉を独り占めだ!
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