朝倉家の双子、恋をします!〜めぐり来る季節をあなたと〜
「な、な、な……」

カシャ

突然の展開に驚きを隠せず、おそらく真っ赤になっているであろう俺の顔を、何故か環が写真に撮った。

「送信っと」

「環⁉︎ お、お前、どこに送った……」

「決まってるじゃない。
ナコちゃんに」

「はぁ?」

ピコン♪

「あ、きたきた。
……喜んでる、喜んでる、フフフ」

「見せて!」

宣まで!

《あら、真ったら真っ赤になっちゃってー。
可愛い♡》

「にーちゃん、初のロマンス? 
ラブラブじゃん!」

「うるさい」

顔面が火照って収まりがつかない。

こんな風に感情を素で出したのは何年振りだろう。…覚えている限りで、ない経験だ。

「ナコちゃんか〜!
なるほどだわ。
お兄ちゃんにはぴったりじゃない? 
いつも明るくて、おしゃべりで、サバサバしててさ! しっかりしてるし、お兄ちゃんのダメなとこ全部カバーしてくれそうじゃん。
それに可愛いし、何よりお姉ちゃんの親友だし、ね?」

泉がどんな反応をするのか……。
内心はかなり緊張していた。

今まで、相手がいたのは常に泉で、それも生まれた時から一緒にいる京が相手だったから、俺達双子にはこういった関係の変化がなかった。

正直、泉が京と本格的に付き合い出したとしても、俺にそこまでの打撃はない。

今となってはむしろ、ホッとするかもしれない。
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