朝倉家の双子、恋をします!〜めぐり来る季節をあなたと〜
……だがそんな事はここでは言わない。
環の睨みが怖いからな。

さあ、泉、どうする?

「京、やっぱりモテてるんだ…」

泉の顔がどんどん曇っていく。

「ねぇ、京くんのあの容姿とバックグラウンドで、モテないわけないと思うの。
もちろん、モテるからって手当たり次第に女の子に手を出すような人じゃない。
だからと言って、待たせすぎるのはやっぱり良くないよ。京くんだって、男なんだもん。寂しさを感じた隙に、魔がさしちゃうこともあるかもしれない。
お姉ちゃんはさ、もっと自信を持って!
どんな女が相手でも、容姿も、バックグラウンドも、負けるわけないんだから。
だから前に進まないと!
誰かに取られちゃってもいいの?」

「環…」

「…そうだな。
京、ずっと待ってるぞ?
泉に『まだ早い』って言われてから、ずっと時が来るのを待ってる。
…もういいんじゃないか?」

「…うん…」

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