愛するあなたへ〜blue roseを私にください
「春花さん、絶対に来てね。お父さんがいない時で、いいから。あっ、翔がいなくても1人で来てね」
「何でだよ。俺だって春花さんに会いたいんだから」
今までに見ない2人の様子を見ていると、孫が出来たらどうなるんだと、微笑ましくなった。
「取りあえず帰るから」
「ありがとうございます。必ず近いうちに来ます」
俺達は春花の実家へと向かった。

「お父さん、お母さん、純太、ただいま・・・何?この靴の数?」
春花がびっくりしてたから、玄関を覗くと、靴が溢れるほどにあった。
「元旦はいつも親戚の方が来てるの?」
「ううん、親戚は遠いし、最近はあまり会っていないし。いつも家族だけだよ」

春花と奥の居間に向かった。
「おっ!春花ちゃん、お帰り」
「春姉、お帰り!」
「春花さん、お帰りなさい」
「春ちゃん、久しぶりだねぇ。すっかり綺麗になって」
「皆、どうしたの?それにおばさんまで」
「春花が翔さんを連れて帰って来るって言ったら、皆集まっちゃって」
「だって、春姉の彼氏見たい」
従業員の人達だろう。
俺を認めない、そう言われたらどうしようか・・・
「もう、挨拶に来ただけなのに」
「春花、皆さんに会わせて」
俺は春花の横に立って、集まった人達に挨拶をした。
「初めまして。羽瀬翔といいます」
俺が一礼して顔を上げると、皆黙っていた。
「春姉・・・本当に春姉の結婚相手の人?」
「そうよ」
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