愛するあなたへ〜blue roseを私にください
「皆様、こんにちは。翔羽コンサルティングの日比野です。今日は、従業員の方々やご家族がずっと笑顔で過ごせる職場作りをお手伝いしたい、その願いを込めて、我が社が一丸となって考えた思いをお聞きください」

翔さんは私の説明にスライドを合わせてくれた。
熱意。正直どう伝えたらいいか分からない。
でも、佐野さんがお客様のために考えたプロジェクト、青羽社長の言葉、緑川さんの従業員への思い、そして翔さんのお客様に対する熱意、私が心で感じた全ての思いを伝えたい、溢れ出る思いを出し切って説明した。
「以上が、私達、翔羽コンサルティングが御社と共に考え、共に作り上げ、御社の光ある未来へ繋げる思いとなります。ご清聴ありがとうございます!」
私が頭を下げて、お礼を伝えた。
静まり返る会場だったが、私なりに力を尽くした。
後悔はなく、とても晴れやかだった。
笑顔で顔を上げると、青羽社長が大きな拍手をしてくれた。
それに続いて、緑川さん、佐野さんが拍手をしてくれたかと思うと、次々に拍手が起き、従業員の方々の拍手喝采を受けた。
私は嬉しくて、何度も会場に向かって頭を下げた。
涙を堪えて笑顔を保った。
翔さんが傍に来て、
「感動したよ。良く頑張ったね」
翔さんから差し出された手に、握手をして2人で改めて、頭を下げた。
< 77 / 110 >

この作品をシェア

pagetop