愛するあなたへ〜blue roseを私にください
★誰にも渡さない★
定時になって、社長室を出ると、日比野さんが事務所を出たところだった。
「早いね、日比野さん」
佐野さんに声を掛けると、笑いながら、他の人に聞こえないように小声で
「今日、曽根くんとデートなんじゃないですか?」
「えっ?」
そう言えば曽根は今日、昼から外出で直帰だった。
「いいですねぇ、曽根くんいい子だし、歳も近い。傍で見てましたけど、曽根くん、日比野さんのこと大好きみたいですね」
「・・・」
「私、日比野さんは、社長のことが好きなのかなと思ったこともあったけど、社長は婚約しているってことになってるし、私が社長のこと好きになったらダメって言ってますから、大丈夫でしたね」
「それは・・・」
「それに彼氏もいないようだし。社長に公認されれば、いい返事して、今夜はそのまま・・・そっかぁ、日比野さんは曽根くんのものになるんだ・・・」
佐野さんの言葉に、俺の抑えていた感情が全てふっ飛んだ。
「佐野さん、俺、この指輪したこと、初めて後悔したよ」
そう言って、俺は事務所を駆け出して行った。
日比野さん、まだ遠くには行ってないはず。
どこにいるんだ!
辺りを見回しながら走り続けた。
「日比野さん!」
声を掛けた人は違う女性だった。
「すみません」
そう遠くは行ってないはず。
「どこだ?」
辺りを見回していると、目の前で道を曲がる彼女を見つけた。
「見つけた!」
彼女を追いかけて、彼女を抱きしめて、思いを口にした。
定時になって、社長室を出ると、日比野さんが事務所を出たところだった。
「早いね、日比野さん」
佐野さんに声を掛けると、笑いながら、他の人に聞こえないように小声で
「今日、曽根くんとデートなんじゃないですか?」
「えっ?」
そう言えば曽根は今日、昼から外出で直帰だった。
「いいですねぇ、曽根くんいい子だし、歳も近い。傍で見てましたけど、曽根くん、日比野さんのこと大好きみたいですね」
「・・・」
「私、日比野さんは、社長のことが好きなのかなと思ったこともあったけど、社長は婚約しているってことになってるし、私が社長のこと好きになったらダメって言ってますから、大丈夫でしたね」
「それは・・・」
「それに彼氏もいないようだし。社長に公認されれば、いい返事して、今夜はそのまま・・・そっかぁ、日比野さんは曽根くんのものになるんだ・・・」
佐野さんの言葉に、俺の抑えていた感情が全てふっ飛んだ。
「佐野さん、俺、この指輪したこと、初めて後悔したよ」
そう言って、俺は事務所を駆け出して行った。
日比野さん、まだ遠くには行ってないはず。
どこにいるんだ!
辺りを見回しながら走り続けた。
「日比野さん!」
声を掛けた人は違う女性だった。
「すみません」
そう遠くは行ってないはず。
「どこだ?」
辺りを見回していると、目の前で道を曲がる彼女を見つけた。
「見つけた!」
彼女を追いかけて、彼女を抱きしめて、思いを口にした。