【完結】不倫夫との離婚計画〜3ヶ月後に離婚します〜
そして夜になって、わたしは姉の作ってくれたすき焼き風うどんを食べながらテレビを見ていた。
「美味しい、お姉ちゃん」
「ほんと?良かった」
姉は喜んでいるのか、嬉しそうな顔をしていた。
「卵との相性、バツグンだね」
「でしょ?」
姉とこんな風に過ごすのは、いつぶりだろうか。 結婚する前はこうやって一緒の家族の時間を過ごしていたけど、結婚してからはそんな風に過ごすことも少なくなった。
今こうして一緒に姉妹の時間を過ごせて、なんとなく嬉しい。
「悪阻、大丈夫?陽花」
「……うん、大丈夫」
前より悪阻はひどくないけど、なんとなくやっぱり気持ち悪い感じはある。
まだ安定期には入ってないし、油断は出来ない。
「無理しないでよ、陽花」
「うん、ありがとう」
夕飯を食べ終えた後、わたしはお風呂に入らせてもらった。 悪阻のことを考えてくれた姉は、入浴剤もあまりニオイのしないものにしてくれた。
シャンプーやトリートメントも別で用意してくれた。
お風呂から上がりスマホに目をやると、夫から電話が何回も来ていた。
……置き手紙、残したのに。