【完結】不倫夫との離婚計画〜3ヶ月後に離婚します〜
そしてまた、電話が鳴った……。
「……もしもし」
わたしは静かに、その電話に出た。
「あ、もしもし、陽花!?」
「……何?」
夫は電話に出たわたしに「しばらく家を開けるって、どういうことだよ!?」と問いかけてくる。
「どういうことって……。そのままの意味だけど」
わたしがそう答えると、夫は「何でだよ……。今どこにいるんだよ、陽花? 俺が迎えに行くから、戻って来てくれ」と言い出した。
「……わたし、しばらく戻るつもりはないから」
「どうしてだよ、陽花……。何も出ていくこと、ないだろ?」
夫はかなり動揺していて、言葉が震えているような気がした。
「千洋、わたしたちには時間が必要だと思うの。……これからわたしたちが、前を向いていくためにも。どうしていくべきなのか」
「なら戻って来てほしい。 そしたら二人でどうするか、ちゃんと話し合おう」
夫はわたしを取り戻したくて、必死のようだった。言葉をガンガンに攻めてくる。
「……何回も言ったでしょ?わたしはもう離婚したいの。 だから早く、離婚届にサインして。サインしてくれるまで、わたしは戻るつもりはないから」