相思相愛マリアージュ(後)~君さえいればそれでいい、二人に家族計画は不要です~
「お前、人の為には積極的に動くけど…自分のコトとなると全く動かないな・・・」

「兄貴の元に遥、相談にいったの?」

「まぁな…遥ちゃんは三十五歳までにもう一度体外受精に挑戦したいと言ってるぞ…」

父さんや兄貴には悪いけど、体外受精に関しては余りいい印象は受けていなかった。十六人の一人の割合で体外受精児が誕生する世の中。
俺は今でも子供は天からの授かり物だと考えている。

その考えに体外受精は反しているそんな気がした。

それは俺個人の意見であって、不妊に悩み兄貴たちの元に相談に来る夫婦たちを責めるつもりはない。

「お前だって子供が欲しいんだろ?だから…奏多君を可愛がっていた。そうじゃないのか?」

「それは…」






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