相思相愛マリアージュ(後)~君さえいればそれでいい、二人に家族計画は不要です~
「娘の言葉を鵜呑みにして、避妊を怠ったと言うワケか?長谷川先生」

「すいません…申し訳ありません!!院長」

「・・・デキたから、責任を取って結婚する…それで、責任を取れたとでも思ってるのか!?長谷川先生」

やはり、俺は父の言う通りヤバい相手を義理の父にしてしまった・・・


「お父さん…私にだって責任あるし…長谷川先生だけを責めるのは筋違いよ…」

「…花音にも責任はある・・・しかし・・・人様の娘を貰うのに…順序と言うモノはあるだろ!?」

「院長の怒りは御尤もです…だから、俺と花音さんの結婚を早急に許して欲しいんです…」

「・・・こっちは娘を嫁に出すんだ・・・親同伴でキチンと挨拶を来いっ!話はそれからだ・・・」



「えぇ~っ!?」


「あの・・・院長…コーヒーが冷めますよ…」

秘書の人が遠慮がちに院長に話し掛けた。

「あ・・・ありがとう…藤野君」



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