相思相愛マリアージュ(後)~君さえいればそれでいい、二人に家族計画は不要です~
幼稚園から大学までエスカレーター式の私立学校に私達は通っていた。
でも、俊吾君は中等部からの入学。当時はバスケ部に所属して、高等部のバスケ部の練習にも顔を出していた。

ある日突然、彼の方から『遥先輩、スキです。付き合って下さい』と言われ、交際が始まった。
交際を始めて、半年足らずで私は白血病を発症。
私は自分の病を理由に彼に別れを告げた。


彼と交わしたのはキスだけ。

病を境に、恋愛を封印してしまった私。
奏弥さんが私の元カレが長谷川さんだとを知っても、私自身に直接聞いて来るコトはなかった。


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