記憶と秘密

―高校生活―

「みんな席ついてー。」
先生がそう言うと、みんな私に気づいたようで、教室の中がざわめき始めた。
うぅ、全員が見てるよ。
「今日転校してきた姫野莉々さんです」
「姫野莉々です。よろしくお願いします。」
「じゃあ、葉月さんの隣が空いてるから、姫野さんはそこに座ってもらおうかな。」
と、先生が言ったその時、
「先生!待って!」
と一人の生徒が立ち上がった。
長い髪を後ろでひとつに結んでいて、笑顔が印象的な女の子だった。
「私転校生と仲良くなりたいからさ!隣の席にして欲しいんだよね!私の隣も空いてるし!」
「うーん。そうね。空いてるならいいけど、、、姫野さんはそれで大丈夫?」
「あ、はい。」
「じゃあ、席まで移動してもらえる?」
「あ、はい。わかりました。」

そして私の高校生活が幕を開けた。
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