笑顔で君に向けて

「高梨先輩が好きなんだろ?」


眉毛が下がっている。わかっていて、告白してくれたんだ。


「うん。私は恒星先輩が好き。」
でもね、


「夜弥のこと、私も好きだったよ!」


これは嘘じゃない。紛れもない事実だから。伝えておきたい。

「俺は、その言葉だけで満足だ。がんばれ」

うん! 
「ありがとう!それと、お誕生日おめでとう!」



「あぁ、サンキュー」
じゃあね。
< 38 / 46 >

この作品をシェア

pagetop