みうとうみ               ~運命の出会いは突然に~
 すると、夜の町が一瞬、真昼のように明るくなった。
 巨大な稲妻の閃光だった。

 わ、まずい。
 傘、もってないんだよね。
 
 ついていない日というのは、どうして、こうタイミングが悪いんだろう。
 職場では予定外の残業を言い渡され。

 そして、この今にも降りだしそうな空模様……

 降ってくれるなという祈りもむなしく、雨はガラス窓をぽつぽつとたたき出し、あっという間に勢いを増していった。

 最悪……


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