情熱的なあなたに抱かれ私は甘い夢を見る~新人看護師は無敵な外科医にしつけられてます~
『藍花、寝ちゃダメだよ!早く続きを報告して。もうずっと楽しみにしてたんだから~』


月那が子どもみたいに甘えた声で言ってくる。


こういうとこも可愛い。


私もいろいろ話したかったから、もちろん嬉しいんだけど…話すの、ちょっと緊張する。


それでもリラックス出来る優しい音楽とマッサージに思いっきり癒されながら、私は、中川師長から歩夢君の気持ちを聞いたこと、春香さんが歩夢君を好きだったこと、白川先生に料理を作るために部屋に誘われたこと、七海先生に告白されたこと…


恥ずかしかったけど、それを全部隠さずに月那に話した。


そして…


明後日、白川先生のマンションに来るように言われたことも。


『えー!明後日!!それ、マジヤバいね』


月那は、私の話を終始興奮した様子で「それでそれで?」って、次から次へと興味津々に聞いてくれて…


心に溜まってた「整理出来ないこと」を全て吐き出すことが出来た。


本当に…月那がいてくれて助かった。
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