情熱的なあなたに抱かれ私は甘い夢を見る～新人看護師は無敵な外科医にしつけられてます～

afterstory 月那と太一の夢旅行

『オーナーにまた怒られたの？』


『売り上げが…』


マンションの小さな部屋で、食事中にビールを握りしめ落ち込む太一。


『もうちょっと頑張らないとね。まあ、また気合入れていこー』


実際、経営は苦しかった。


近くに同じような店が出来たのが原因の1つだ。


でも、それでも頑張るしかないから。


『そうだな。月那のウエディングドレス姿見たいし、新婚旅行にも連れていきたいし』


それが、太一の口癖。


ビールを1口飲む。


『それはいいって。まずは心も体も元気じゃないと何にも前に進まないんだからさ。太一はお客さんの評判いいんだから自信持ちなよ。頑張ってたら、またこっちにお客さんも戻ってきてくれるから』


『ありがとうな、月那。お前がいるから頑張れる』


顔が真っ赤になる。


慌てて私もビールを流し込んだ。


『あ～ちょっと酔っ払ったかも～そうだ、ベランダ行こっ』


私は太一を無理やり外に連れ出した。


『いいね～気持ちいい風～最高』


本当に癒されるよ。