LOVER BAND
麗奈の唇に柔らかいものが触れる。創に何度もキスをされた。深く舌を絡め合って、麗奈の呼吸が乱れれば、創は唇ではなく頬やおでこ、首すじにキスを落とす。これが普通に結ばれた恋なら、どんなに幸せなワンシーンだっただろうか。
「麗奈、両手を出して」
創に言われ、麗奈がゆっくりと両手を差し出せば、その手は創が持っていた頑丈な手錠で拘束されてしまう。自由を奪われた両手を見て、麗奈の中にある気持ちが冷めていくのがわかった。しかし、彼から逃げることはもうできない。
「逃げられると困るからな。さあ行こう。僕たちの家へ」
そのまま創の車に乗せられ、車の中で睡眠薬入りの水を飲まされてしまい、麗奈は夢の中へと入っていく。目が覚めれば、完全に逃げることなど不可能な檻の中だ。
「愛してる、麗奈」
眠ってしまった麗奈に対し、創は愛おしげな目を向けてキスを落とした。
目を覚ました時、麗奈は必要最低限の家具が置かれた部屋にいた。部屋のドアは創の指紋でしか開けることができない。部屋に窓はなく、逃げ道などどこにもない。
「起きたのか、おはよう。朝ご飯を食べよう」
創に抱き締められ、キスを落とされる。抵抗しようにも、麗奈の手にはまだ手錠がある。
檻につけられた鍵は、永遠に外れることはない。
「麗奈、両手を出して」
創に言われ、麗奈がゆっくりと両手を差し出せば、その手は創が持っていた頑丈な手錠で拘束されてしまう。自由を奪われた両手を見て、麗奈の中にある気持ちが冷めていくのがわかった。しかし、彼から逃げることはもうできない。
「逃げられると困るからな。さあ行こう。僕たちの家へ」
そのまま創の車に乗せられ、車の中で睡眠薬入りの水を飲まされてしまい、麗奈は夢の中へと入っていく。目が覚めれば、完全に逃げることなど不可能な檻の中だ。
「愛してる、麗奈」
眠ってしまった麗奈に対し、創は愛おしげな目を向けてキスを落とした。
目を覚ました時、麗奈は必要最低限の家具が置かれた部屋にいた。部屋のドアは創の指紋でしか開けることができない。部屋に窓はなく、逃げ道などどこにもない。
「起きたのか、おはよう。朝ご飯を食べよう」
創に抱き締められ、キスを落とされる。抵抗しようにも、麗奈の手にはまだ手錠がある。
檻につけられた鍵は、永遠に外れることはない。