エリート弁護士は、ショコラティエの彼女を独占欲で満たしたい。
◇◇◇
「八神さん、チョコレート買ってきましたよ」
「ああ、ありがとう」
俺は、弁護士秘書の清水が持ってきた紙袋から紙でできた箱を取り出すと、それを開けた。
「香りすらも完璧……さすが」
「ははっ、八神さん好きですね〜」
「うん、めちゃくちゃ好き。しかも“フタバアヤカ”さんのお店だし……パリに行かなくても買えれるなんて幸せすぎる」
「じゃあ八神さんが直々に行けばいいんじゃないですか。とても綺麗な人ですよ、サービスでいつも紅茶もいただいて……あ、今日はホットショコラというものの試飲をさせて頂いたんですがとっても美味しかったです」