エリート弁護士は、ショコラティエの彼女を独占欲で満たしたい。
閉店まであと一時間ほどになった頃。少し暗くなってきたからかお客様は少なくなる。閉店近いから商品が残るのは困るのでタイムセールのような感じで少し値下げをした……が、お客様が来なくては値段を下げても仕方ない。
「掃除でもしようかなー」
暇すぎて掃除でもしようとカウンターから出ようとした時、カランカランと音と同時に店のドアが開いた。
「こんばんわ、まだ空いてますか?」
「えっ、あ……昼間の」
「覚えていてくださいましたか! はぁ、良かった〜今日はですね、私の上司も連れてきました」
上司……あぁ、そういえば好きって言っていた気がする。
男性の後ろにいたのは、男性よりも少し背が高くて紺色の高そうなスーツを着ており顔が整っている……いわゆるイケメンな男性がいた。