エリート弁護士は、ショコラティエの彼女を独占欲で満たしたい。
不審者


 八神さんが来店して数日後。
 今度は八神さん一人で来店してくださることが増えた。


「こんにちわ」

「あっ、いらっしゃいませ!」


 店のドアが開いてカランカランと音がした方を見ると、今日も八神さんがいらっしゃった。


「八神さん、いらっしゃいませ。今日もありがとうございます」

「いえ……今日はボンボンショコラを二箱と普通のババロアとオレンジショコラをそれぞれ四つほど。あと、このクッキー缶を一つ」

「ありがとうございます。今日もたくさん買ってくださって……チョコレートお好きなんですか?」

「はい。好きです……何より、アヤカさんが作るチョコレートが好きで、あっ前にも話をしたんですがピュルテのファンなんです」


 あぁ、そういえばそんなこと言っていた気がするなぁ……


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