❀馬淵優子―――探偵事務所―――❀
「な・・・そんな拳銃・・・何処から・・・」


「何処って・・・こいつの父のさ・・・父親も警視だって・・・知っているよね・・・?一か月程・・・父が泣いていた・・・火災になってしまい・・・俺達の家が火事になった・・・だから・・・仕返しに来た・・・」


「―――な・・・なんですって?」


「こうするしか・・・ないんだ・・・」


中神俊哉は拳銃を構えると、わなわなと体が震えてしまった。

馬淵恵子は柔道が得意であり、中神俊哉が襲おうとした途端、柔道でお見舞いした。

彼はそのまま意識を失ってしまった。


< 379 / 940 >

この作品をシェア

pagetop