❀馬淵優子―――探偵事務所―――❀
取り敢えず、縛られており、身動きできない状態だった。

馬淵優子はどうしたらよいか、悩んでいた。

それから、彼女はぎりっと口を噛むと、「人を殺すなんて・・・どうしてこう・・・」と叫びそうになった。


警察官は―――人を殺す事もしないといけないし、捕まえなければならない。

人を守る事に専念しすぎて、大事な事を忘れていた。

如何に犯人が凶悪であっても、決して殺していいわけがない。


―――殺してしまったら・・・同じになってしまう。


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