愛して、芹沢さん
「社長がお見えになる頃なので」





腕時計に視線を落としながらそう言ってくれたけど、それは遅かったようで…






芹沢さんが入ってきた。





「真木、どうした?…莉央ちゃん」





真木さんからわたしに向けられた視線にドキッとする。




「もしかして待っててくれたの?」





そう勘違いしてくれてよかったのか…?







「お待ちしていたようです」





気を使って真木さんがフォローしてくれる。




つくづく真木さんには感謝だよ。






「でも、まだ仕事が残ってて…」
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