今の自分を、スキニナレマスカ?
どれだけの時間がすぎたんだろう…だけどこんな時間、ノブと一緒にいた時間に比べればほんのわずかな時間にしかすぎない。
もう夜だ‥あたしに行き場所なんてない。お金だって1万くらい。1日ホテルに泊まるだけで精一杯って感じだ。実家に帰るにもどんな顔して帰ったらいいかわからない。
本当にあたしどうするんだ?
真剣に困っているようで、困っていないようなあたしの心の中はよくわからない。
「ねぇ?なにしてるの?」
いきなり声をかけられて、あたしは驚いた。紺色のスーツに白いシャツ、赤いネクタイ。パンパンに張ったお腹がベルトの上にのっている‥中年おやじ。あたしはピクリとも動かないでそのおやじを見ていた。
「怪しくないからね(笑)」
目尻にシワをよせて愛想笑いをする。
「なんですか?」
冷めた目であたしはおやじを見て、ゆっくりと違う方向をみた。
「いやっ家出少女って感じで、ずっとここに座ってたからさ〜なしたのかなぁ?って。」
相変わらず愛想笑いをしながら、話かけてくる。あたしはなにも答えなかった。
「なんかあったのかな?行くとこあるの?」
しつこく話かけてくるおやじから、一度は立ち去ろうとしたが行くところがないあたしは、
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