アクセサリーは 要りません
忙しくなると、その他のことがぐうたらになる私は、用事が無ければ、簡単な売店もある学校敷地内に住居があってご飯も出れば、1ヶ月1歩も学校の敷地から出なくても平気なっちゃうかも。

敷地外であっても家賃は京都市内の繁華街と比べても約半額、東京都心と比べると3分の1弱から4分の1で、家賃がお得な上にその半額の持ち出しで良いなんて感謝しかない。

あえて言うなら長くなる通勤時間、でも学校の通用門から大通り沿いにワンブロック、左に曲がってワンブロックのところに、1LDKのレディースマンションを見つけた。ここなら、全て満たしている。4方向風を通す窓があるので水周りにも窓が全てあるなんて、住居棟を見たことがないけれどこっちで良かったかも。

引越当日にお隣と上下のお部屋の人に挨拶にも行った。農協でお野菜が買えることを教えてくれたお隣さんは研究所に勤めている研究員さん、落ち着いた雰囲気なのでちょっとお姉さんかも。

逆側はこちらもリケジョで大学院生だった。こちらもマスターなので年上だ。お友達になる機会があれば良いなと思う感じの良い人達だった。

今、良い風がここを吹き抜けていった。育った東京とは違う風が吹いている。

って、教室へ急がなくては。私は慌てて教室へと足を進めた。
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