アクセサリーは 要りません
「そっか。私は早く寝たよ。
ぐっすりでスッキリ。
あっ、私ロッカー寄っていくね」

ごめんなさい、心配だけれど、私もそろそろ前向きじゃない心の声が出てきそうなの。

「うん、大丈夫?」

「え?何が?」

「いや、気のせい?
顔色とかは元気そうだけれど
なんか元気じゃない気がしたから」

「私、山口先生にいつも
『大丈夫?』って聞かれてるね。
心配かけてごめんなさい。
でも、大丈夫よ。行くね」

そう言ってロッカールームの方へ歩いて行った。心配ばかりかけるこんな私でごめんなさい。
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