アクセサリーは 要りません
俺らはそのあとモールへ戻って、先にモールを色々まわって、地下のスーパーで買い物をして、ソファを取りに行き帰宅した。

彼女の部屋へソファーを運んだあと、「今から作るから簡単なものしかできないけれど、良かったら」と言われ、夕食をご馳走になった。

夕食後、2人で後片付けして、さっきも一度試したソファに座った。やっぱこれ良いわ。何が良いって、立てたら背もたれ高めの1人用ソファだけれど、横にしたら、こんな感じでちょっと狭めの2人掛けソファになるし、この狭さが、近くにいれる理由になって良い。これ押し倒したら、ソファも一緒に押し倒されて包み込まれるのか?試したい。

「コーヒー淹れるね」

って惠美里が席を立った。今がチャンスだ。背中をソファの長い側にして、倒れ込んでみた。うわっこれは良い。包み込まれる。気持ち良さに目を閉じた。
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