アクセサリーは 要りません
そして、俺の手を取ると、甲にキスををして、さっき俺がしたように、人差し指を自分の口の中にマスク越しに入れた。
ダメだ、もうエロい妄想しかできない。勘弁してくれ。そうは思うが、彼女の口へマスクの中央から入っていく俺の指から目が逸らせない。

だけどな、惠美里?さっき惠美里はびっくりして指を抜いたよな?俺は、もちろん抜いてやらないよ?どうする?

いや、、、どうする?と本当に尋ねねばならないのは、俺が俺にだ。

「その後、どうするの?惠美里?
あまり奥まで入れない方が良いよ?

おえってなっちゃうよ?」

もう、俺が引き返せなくなるギリのところなので、ちょっと意地悪を言ってから指を抜こうとした。
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