アクセサリーは 要りません
オーダーをして、受け取りテラスに出ると、、、

「え?山口先生?」

「あ、やっぱり宇部先生でしたか。
いや、カウンターに似てる人が
いるなぁとは思ったんだけど
まさかって思ってました。

あ、座ります?

ここ眺め良いですよ、
待ち合わせとかでなければ
どうぞ」

「ありがとうございます。
先生こそどなたかと
待ち合わせとかないのですか?」

「あったら、
どうぞって言いませんよ。

あ、、、もしかしてそれ、、、
キッシュですか?」

「はい、正解です。
あ、、、山口先生のそれは
もしかしてフォカッチャサンド?
私、それとキッシュと迷ったんです」

「え?俺も

朝飯食べてなかったら、
キッシュと両方にしようかと
思ったんですが。

じゃあ半分ずつします?」

なんて嬉しいお勧めを。山口先生さすがだわ。

「そうですね。
待ってくださいね、
今切りますね。」

そう言っておしぼりで手を拭いて、切り分けて半分ずつ分け合った。
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