アクセサリーは 要りません
「さて、皆様、今ご挨拶した2人を
夫婦として承認頂けますでしょうか?」

すると、廊下も芝生の上も全ての場所の生徒も先生もスタッフの皆さんも「承認」と書かれたピンクのハートの札を出してくれた。

途中からもう涙で見えなくなってしまった。

「この2人が今日皆様に
承認頂き夫婦のとしての第一歩を
踏み出します。
指輪の交換を致します」

高知くんがリングピローに乗った指輪を持ってきてくれた。

「2人は皆様の承認を得て夫婦として
人生をスタートさせて頂きます。

これからもこの2人を
どうぞよろしくお願いいたします」

交換が終わり、校長先生の言葉に合わせ伊吹くんと私は深くお辞儀をした。
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