アクセサリーは 要りません

6夜ーSide伊吹

「いただきます」

そう言ってマスクを外した。

「今、ラタトゥーユをアレンジした
ピザも焼いているので、
先こちら食べていてくださいね」

そう言いながら炭酸水を一口飲んで、ピザカッターでピザを切り分けてくれた。

出てくる炭酸水はイタリアのブランド。このオシャレさと、男擦れしていないところ、人を疑う事を知らない事、美味しい物を嬉しそうに食べるところ、で黒帯?どんなバランスだ?

「うまっ」

うわ、店みたいだし。きっと焼きたての熱々を美味しく俺に食べさせようという一心だとは分かっている、でも男を家に入れるのはダメだろ?俺がオオカミだったらどうするんだよ?
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